漫画家・古谷実さんの作品「わにとかげぎす」に出てくる主人公・富岡さんの台詞。

「孤独は罪だと思ってる」



sinnkannsenn_R.jpg



私は
なにもしなくても私として存在する。
なにもしなくてもこの父と母の子どもであり、3姉妹の次女として存在する。

「好きな人はいますか?」
と言われれば迷わず「はい」と答える。

生まれて迎えてくれた家族や先生、友達。

この先もっと大好きな人が増えていくんだろう。

でもそれは一体どういう「好き」なのだろう。

「好き」には信頼や尊敬やことばで表せない感情が渦巻いてその対象を映している。

でもその「好き」に至るまで何もなかったのだろうか。

そんな筈はなく、どんな人にだって自分との「歴史」がある。

なんの苦労も努力もなく仲良くなれたとしても、

「好き」になるだけの何かが起こって乗り越えたその証だと思う。


なにもしなければ、私は自分の親であるはずのお父さんのことがわからない。

なにもしなければ、私は自分のお母さんがどんなひとなのかわからない。

たとえ血で繋がっているとても強い絆があると言われても

わたしはそれは怠惰だとしか思えない。

どんな相手だって、たとえ親だって、努力しなければそれは甘えだけが残る。

「好きだから」「かわいいから」と言って本心を言わないのは愛情じゃない。

悪戯に傷つけることを本音だからといって言うことでもない。


「向き合う」こと。


目を逸らさず、受け止めること。

ごまかしたり逃げたりするんじゃなくて、

自分が好きな人だから怖くても、嫌でも、その人に向き合うこと。


そうやって築いていけた歴史があるから信頼が生まれる。

その人がもっと好きになる。


「好きな人」はもっと「好きな人」になる。


それをいっしょに育んでいける人たちがいてくれるから

ちっぽけな自分は消えてなくなってしまうことなくここに存在できる。



22:27 | 独り言 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
タイトルなし | top | タイトルなし

comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://oirase.blog115.fc2.com/tb.php/51-2140792a