はぁあぁぁぁあぁ〜〜

おわった。

ベートーヴェンの第9交響曲とは、

なんとも体力、気力の消耗が激しい曲だろう。

そしてなんて大きな感動をもたらしてくれる音楽だろう。


大抵、「演奏する者」と「それを聴く者」という環境で演奏している。

ここでいつも思うことは、クラシック音楽のかもし出す独特の

雰囲気がまだまだ一般化しておらず、

演奏者と観客の距離がとても遠く感じられ、目には見えない強固な壁すら

あるように思われてならない。

一応私も奏者になるが、

ある時、あるテレビ番組で面白い企画をやっており、

参加していたオーケストラの団員が

皆歯をみせて笑っている光景を目にした。

そのとき、オーケストラや黒の衣装を着てずらり並んでいるだけで

こんなにも「無表情」な聴いているほうが緊張してしまうような威力を

発しているのだと思った。

団員が笑った時、なぜか「ほっ」っとするような、

同じ人間なんだなぁとさえ思ってしまう。


一方、合唱はおおらかで穏やかだ。

やはり「人の声」が心地よいのだろうか。

それとも「笑顔」で音楽を奏でているからなのか。

そのすべてが端的に人の「感情」を掴むからなのか。


今回この第九をやってみて、

「オーケストラ」   「合唱」    「観客」

この3者が繋がった気がした。

人間の心と心の架け橋を音楽が担っている要素の一部だとすれば、

この一つづつでは全く意味の成さない3者を

それぞれがそれぞれを補い、高めあって、形作っている。

それが出来るものの一つの素晴らしいものが、

この第九なのだと思った。


繋がって広がっていくその空間に、今日私も浸っていられて幸せだった。


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